神奈川県の酒匂川では急な大雨や台風などで河川が氾濫した場合を想定して、堤防を強化したり流された人を救助したりする演習が行われました。

 水防演習は26日午前9時すぎから、小田原市の酒匂川で消防や警察、自衛隊などが参加し洪水などを想定して行われました。

 演習では川の水位が上がった際に素早く土嚢(どのう)を積み上げたり、川に流されてしまった人をヘリコプターを使って救助したりするなど、およそ3時間にわたって訓練が実施されました。

 神奈川県では、2019年の台風19号で川が氾濫するなどして17人が死亡するなど近年の台風や線状降水帯による大雨の被害が甚大で、水防演習を通して救助の技術を向上させるだけでなく、一般の県民にも水防意識を高めてもらいたいとしています。