■台風1号発生へ 週明け沖縄に接近の恐れ

 23日(木)午前3時、フィリピンの南東海上で台風の卵「熱帯低気圧」が発生しました。今後24時間以内に台風1号となり、来週の前半には沖縄に接近する恐れがあります。統計史上7番目に遅い台風1号の発生となりますが、今年もついに大雨シーズンに突入します。

 21日(火)に梅雨入りした沖縄と奄美では、梅雨入り早々、記録的な大雨となっています。72時間で降った雨の量は、宮古島で498.5mm、宮古空港で444.5mmです。これは、平年の5月ひと月分の2倍以上に相当する量で、わずか3日で一気に降りました。宮古島の72時間雨量498.5mmは、1977年からの統計史上1番の記録です。那覇でも5月ひと月分の雨量が観測されています。
 地盤が緩んでいる中で台風接近となる恐れがあり、土砂災害や河川の増水、氾濫などに一層の警戒が必要となります。

■台風周辺の湿った空気が梅雨前線を刺激 本州も大雨か

 警戒が必要なのは沖縄や奄美だけではありません。台風が熱帯由来の非常に湿った空気を運び込むことで梅雨前線の雨雲が発達し、本州などでも大雨となる恐れがあります。

 1年前、2023年の6月1日〜3日も台風と梅雨前線の組み合わせにより、西日本から東日本の太平洋側を中心に記録的な大雨となりました。この時は、高知県と和歌山県、奈良県、三重県、愛知県、静岡県で線状降水帯が発生しています。総雨量は6月ひと月分の2倍以上に相当する400mm〜500mmに達したところも多くなりました。


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