アメリカのバイデン大統領はエジプトとカタールの首脳と電話会談し、ガザ地区での停戦交渉について協議しました。

 ホワイトハウスによりますと、バイデン大統領は29日、イスラエルとハマスの交渉を仲介しているエジプトのシシ大統領、カタールのタミーム首長と相次いで電話会談し、ガザでの即時停戦や人質の解放について協議しました。

 イスラエルはハマスが人質を解放すれば、持続的な停戦を議論する用意があるとの案を示したとされ、ニューヨーク・タイムズは、ハマスが第一段階で解放する人質を従来の40人から33人に減らす案も検討していると伝えています。

 中東を歴訪中のブリンケン国務長官は「イスラエルは非常に寛大な提案をした」として、ハマスに対して速やかに受け入れを決断するよう訴えました。