アイルランドなどヨーロッパの3カ国がパレスチナを国家承認すると表明したことに対し、イスラエルのネタニヤフ首相は「テロに対する報奨だ」と強く非難しました。

 イスラエルのネタニヤフ首相は22日、3カ国によるパレスチナの国家承認について「パレスチナ人の80%が去年10月のハマスによる攻撃を支持している」と主張したうえで、「テロに報奨を与えるもので平和をもたらさない」と強調しました。

 アイルランド、スペイン、ノルウェーの3カ国は28日付でパレスチナを国家承認することを発表しています。

 イスラエルはそれぞれの国の大使を即時帰国させる方針を示していました。

 アメリカのサリバン大統領補佐官は「パレスチナの国家承認は当事者の直接交渉で実現するべきだ」とイスラエルに同調する形で反発しています。