中国による台湾周辺での軍事演習が行われるなか、台湾の頼清徳総統が就任後、初めて軍隊を視察しました。

頼清徳総統
「外部からの挑戦と脅威に直面しても我々は自由と民主主義の価値を守り続け、地域の平和と安定を守っていく」

 頼清徳総統は台湾軍の総司令官として就任後、初めて軍の訓練を視察しました。

 中国軍による台湾周辺を囲んだ軍事訓練が始まるなか、頼清徳総統は兵士たちに対して「現在、国際社会は民主的な台湾に強い関心を寄せている」「引き続き国防改革を推進し、台湾軍の総合的な戦力を強化していく」と述べました。

 台湾軍は中国軍の演習を牽制(けんせい)するため、沿岸に対艦ミサイルを配備するなどの対策を取っています。