インテルのイタリア代表MFニコロ・バレッラ(27)が、名実ともにカルチョを象徴する1人となる。『フットボール・イタリア』が伝える。

キャリア2度目のスクデットに輝いたバレッラ。南イタリアはサルデーニャ島で生まれ育ち、故郷のカリアリでプロとなった27歳だ。

インテル加入から4年。1年目から公式戦46試合、48試合、52試合、そして今季も45試合出場とフル稼働し続け、明確な「ケガでの欠場」は4年間でたった1試合のみ。

そのプレースタイルもピッチを縦横無尽に駆け回る、いわゆるボックス・トゥ・ボックス。必要とあらばゴール前へ顔を出し、昨季まで3年連続で2桁アシストを記録している。

27歳を迎え、フットボーラーとして脂が乗ったバレッラ。その市場価値は全イタリア人中No.1の推定7500万ユーロ(約125億9000万円)となっている。当然の評価だろう。

そんなバレッラ、先日インテルのハビエル・サネッティ副会長も「必ずサインする」と宣言した通り、2029年6月までの契約延長がまもなく完了、アナウンスできる見通しに。

これに伴い、ボーナス含め、年俸も総額700万ユーロ(約11億7000万円)までアップ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』いわくボーナスは「バレッラなら容易に達成するもの」らしく、セリエAのイタリア人でNo.1の高給取りになることが事実上決まったという。

現セリエA・イタリア人No.1の年俸は、チームメイトのDFアレッサンドロ・バストーニで550万ユーロ(約9億2000万円)とのこと。

バストーニとの優劣などないが、3月にイタリア代表で初めてゲーム主将も担ったバレッラは、名実ともにカルチョを象徴する存在となる。