マルコ・マテラッツィ氏が古巣インテルの新オーナーグループ「オークツリー」に期待を寄せた。

今季スクデットのインテルは22日、オーナーグループの中国「蘇寧ホールディングス」が、21日期限となっていた3億9500万ユーロ(約670億円)の債務不履行(デフォルト)により、アメリカ「オークツリー」への経営権移行が決定した。

「オークツリー」は22日に「インテルの長期的繁栄を実現すべく、クラブの伝統、選手の情熱、インテリスタの忠誠心などを大事にしていきます」などと声明。「持続可能な成長と成功、ガバナンスを」とも強調した。

これらについて、インテル史、いやサッカー史に残る伝説的フットボーラー、マテラッツィ氏がイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』を通じてコメント。「ミランと同じ道を辿るなよ」と、「レッドバード」と同じアメリカ企業の「オークツリー」にクギを刺した。

「まず何より、パオロ・マルディーニやリッキー・マッサーラを追い出したクラブと同じ過ちを犯さないことを確認したい。有能な人材をいまいち釈然としない理由で追い出したミランと同じようなことをするか? 俺は『そうは思わない』と言っておくよ」

「色々言われる蘇寧グループだが、多くの実績を積み上げ、多くの勝利を収めたきたのは確かだ。それだけに俺としては残念だと言わざるを得ない。幹部陣(ジュゼッペ・マロッタCEOら)が変わらないのは良いことだ。わかってるな? ここを変えたら致命的なエラーだぞ」

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