タイ代表の石井正忠監督が、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の敗退についてコメントした。タイ『SIAMSPORT』が伝えた。

11日、北中米W杯アジア2次予選の最終節が行われ、タイ代表はシンガポール代表と対戦。3-1で勝利を収めた。

2位以内に入るためには勝利が必須だったタイ。得失点差勝負に持ち込む必要があった中、前半を1-0で折り返す。

すると後半に1-1と追いつかれることに。このままでは敗退となる中、2点を追加し、3-1で勝利した。

対する2位の中国代表はアウェイで韓国代表と対戦。試合はイ・ガンインにゴールを許し1-0で韓国が勝利した。

タイが勝利し中国が敗れたことで両者は勝ち点8で並ぶことに。中国敗戦したことで敗退も覚悟したが、両者の得失点差がちょうど並ぶこととなり、直接対決の結果、中国が1勝1分けだったため、2位での通過が決定した。

あと1ゴールあれば2位になれたタイ。わずかな差でW杯出場の夢が早々に絶たれることとなってしまった中、石井監督は悔しさを口にした。

「戦いを続けられないことに失望し、残念に思っている。誰もがチームのために戦った。ただ、もう終わってしまった」

「中国でのアウェイゲームで勝ち点3を取れなかったことは監督の責任。私が続けていくことを妨げてしまった」

石井監督は予選2試合を終えた中で、マノ・ポーキング監督の後任としてタイ代表の監督に就任。4試合を1勝2分け1敗で終えていた。

「マノ・ポーキングの後任として就任し、この予選では4試合で5ポイントを獲得した。ただ、次のラウンドへの出場権を得るには十分ではなかった」

「私が言ったように、残念に感じている。なぜならば、我々の目標は、毎試合勝ち点3だったからだ」

韓国相手に1分け1敗、中国とはアウェイで引き分け、シンガポールにホームで勝利という結果に。非常に悔しい敗退となった。