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南の島でのバカンス最高!

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東京タワーの眺めも最高です。

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しかし、ここは東京でも南の島でもなく、山梨県内の和室です

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この景色は、障子や襖にプリントされたものなんです。

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このアイデアを考えたのは、甲府市上曽根町にある堀田畳製作所です。

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堀田畳製作所 堀田登喜夫さん:
「昭和、平成、令和と年号が変わる中で和室がだんだん縮小傾向に。和室の活用というのが昔ながら一辺倒に来てたので、もう飽きちゃったなっていうのがあるんじゃないかなということでせっかくある障子や襖そういったものも新しい風を吹かせたいなと思って知恵を絞りました」

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かつて堀田さんは畳替えに合わせて、障子の張り替えなどを頼まれると外注していました。しかし

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堀田さん:
「外注先の廃業が多くなったんです。でもリピーターのお客様から『また障子と襖と畳と全部お願いね』という注文がありまして、対応しなきゃいけないと。そこからチャレンジしようと」

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そこで畳技能士の息子2人が、内装店でおよそ1年半、障子や襖の張り方などを学びました。

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さらに去年6月から、障子や襖の紙に直接印刷できる特殊なプリンターを導入しました。

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好きな写真などを持参すれば、オリジナルのものができるようにしたのです。

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自由な発想で、自分のお気に入りの車や旅行先での家族写真、さらには花のアップや、好きな浮世絵などバリエーションは無限大です。

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甲府市の食事処は、新倉山浅間公園から見える富士山の障子を納品しました。

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御食事処 宮古 店主 宮澤昭さん:
「外国の方などは天気が悪いと富士山が見えないなんてこともいろいろありましたんで、ここで見られると驚いている方が多いですね。お酒の好きの方はここで花見だけはできると喜んでもらっている」

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使用しているインクは無臭の水性インクで傷がつきにくいなどの工夫もされています。

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堀田さん:
「障子は白と限ったものではないという発想から、和室ってかっこいいじゃん、なんか洒落てるじゃんと。そういった展開を皆様に知っていただいて、山梨県には伝統産業の市川三郷町の和紙や郡内織物もあります。この山梨の伝統産業を和室に全部取り入れてもう一度日本再発見。“和室いいじゃん”ってなっていただければいいなと思って、これからチャレンジしていこうと思います」