新生活のスタートとなる4月は、環境が変わることでストレスをため込みやすい時期とされています。

相談機関は大型連休後にストレスが表面化する場合もあるとして、早めの相談を呼びかけています。

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山梨労働局によりますと、メンタルの不調が原因の休業者は年々増加していて、事業所へのアンケートで昨年度は779人と、2016年度以降で最も多くなりました。

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山梨県内企業のメンタルヘルスや個人のカウンセリングなどを行う、国認定の登録相談機関である甲府市のエヌ心理研究所の中村幸枝所長は、1年のうちで4月と5月は相談件数が多いと話します。

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エヌ心理研究所 産業カウンセラー 中村幸枝所長:
「4月、5月は相談が多くなる。(相談の)電話が来るが予約がとれない状況がある」

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この時期の相談内容で多いのは「新しい環境に慣れようとする焦りや不安」「新しい人間関係でのコミュニケーション」「新入社員など人材育成への不安」などということです。

さらに。

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エヌ心理研究所 産業カウンセラー 中村幸枝所長:
「5月のはじめに連休があってほっとするが、連休明けに『出社するのが嫌だな、気が重いな』となる。その前にストレスを抱えているのが一気に出てしまう」

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ストレスを軽減するには、軽い運動や、入浴、しっかり睡眠をとること、さらに日光に5分以上当たることなどが効果的だとしています。

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エヌ心理研究所 産業カウンセラー 中村幸枝所長:
「本人が気が付かないうちに健康を害するような症状になることもあるので相談してほしい」

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一方、県は県立精神保健福祉センターやストレスダイヤルなど心の悩みを相談できる窓口を設置しています。