静岡市駿河区にある弁当店「ともちゃん」はタレにこだわった本格派。韓国の人から教えてもらった作り方を女性店主がアレンジして、シンプルながら絶品と言われる焼肉弁当で勝負しています。

表通りでも一本裏へ入れば、そこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットを巡る「しずおか裏表さんぽ」。今回は静岡市の主要道路の一つ「丸子池田線」。丸子から池田までの約9kmを結ぶ道ですが、 駿河区八幡からインター通りあたりまでをお散歩します。

目立つ看板が目印

八幡から西側は開発が進んでいるエリアで、すぐ近くに見える小さな山は有東山(うとうやま)です。

はらごしらえに飲食店を探していると、表通りから1本裏に入ったところで見つけました。

本格焼肉弁当の店「ともちゃん」です。

「肉大盛り、ライス大盛り、両方大盛りもできます」の言葉にもひかれます。

注文が入ってから一つ一つ丁寧に焼き上げるお肉は素材・味付け、どれをとっても超本格的です。

“シンプルながら絶品!”との声も多い、隠れた名店です。

メニューはほぼ焼肉

店主・河野智子さん:
一番人気はカルビ弁当。お値段で選ばれるのはカルビ丼です

メニューの一部をご紹介しましょう。

・カルビ弁当890円
・カルビ丼650円
・ハラミ弁当1200円
・豚みそ弁当850円
・鳥みそ弁当780円

・キムチ大500円
・もやしナムル230円
・とん足680円

などなどお弁当とおかずが、それぞれ種類豊富です。

鳥みそ弁当780円

1種類に決められないときは、1つをお弁当、もう一つを「おかずのみ」で買えるそうです。

こだわりのタレは2種類

隠れた名店のお味は、お肉が柔らかくて、ごはんがよく進みます。

店主・河野智子さん:
味付けは普通のお弁当屋さんの味付けとは違って、焼き肉屋さんの味付けです

お箸が止まらないと大絶賛される焼肉。実はともちゃん、味付けに相当のこだわりがあります。

使うのは、しょうゆベースにニンニクを効かせたパンチのある下味用のタレと、甘めでフルーティー、ごはんにもよく合う仕上げ用のタレの2種類。

下味用のタレをたっぷり絡めたお肉は、1枚1枚丁寧に焼き上げます。

最後に、仕上げのタレをかけたらヤミツキになっちゃう焼肉弁当の完成です。

弁当店を始めたきっかけ

ともちゃんは2024年でオープン8年目。もともと店主の河野智子さんは貴金属を扱う仕事をしていました。

店主・河野智子さん:
だんだん目が悪くなって、指輪のキズや、ダイヤの細かい部分が見づらくなったんです。それでお弁当店を始めました

なぜ弁当店を選んだのかと思ったら、貴金属の職人として働いていた韓国人やその奥さんからキムチや焼肉のレシピを教えてもらったんだそうです。

そこから試行錯誤やアレンジを繰り返し、本格焼肉弁当のお弁当店を開店しました。

ともちゃんは、お肉でがっつりお腹を満たしたい人にぴったりのお弁当店でした。

■店名 本格焼肉弁当ともちゃん
■住所 静岡市駿河区大坪町14-25
■営業時間 10:30〜14:00 16:00〜20:00
■定休 水 
■問合せ 054-204-1508