2024/06/16 14:00 ウェザーニュース

明日17日(月)からは梅雨前線が北上して本州に近づき、活動が活発になります。

前線上に低気圧が発生して西日本から東日本の南岸付近を東進する予想で、18日(火)は九州から関東の各地で強まる雨に注意が必要です。

今週はいよいよ本州も梅雨入りか

今日16日(日)は梅雨前線が南に離れ、西日本や東日本は日差しが届いています。

明日17日(月)は東シナ海方面で前線が北上し、九州に雨雲が近づきます。西日本の天気は下り坂で、九州南部では強い雨の降る所もある見込みです。

明後日18日(火)になると本州付近でも前線が北上し、西日本や東日本の南岸に停滞します。この梅雨前線上に低気圧が発生し、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため対流活動が活発になる予想です。

西日本や東日本の太平洋側で雨の強まる可能性があり、局地的には激しい雷雨となることも考えられるため、道路冠水などに注意が必要です。

その後、19日(水)から梅雨前線は一旦南に離れて広範囲で晴れる予想ですが、週後半には再び前線が北上して各地で曇りや雨の日が増えてくる見込みです。次の週末は全国的に雨が降る見通しです。

まだ梅雨入りの発表がない本州の各地や九州北部では、いずれも平年の梅雨入りの時期を過ぎています。梅雨入り/梅雨明けは、週間予報を考慮して気象庁が発表するものです。17日(月)〜18日(火)の雨もしくは次の週末の雨で、各地ともいよいよ梅雨入りとなりそうです。

梅雨入り・梅雨明けの発表は速報値 秋に見直されることも

梅雨は大雨による災害が発生しやすい時期であり社会的関心が高いことから、気象庁では現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに、速報的に「梅雨入り」「梅雨明け」の発表を行っています。

あくまで予報を用いた速報であるため、平年値等の統計に用いられる確定値は、実際の天候経過を考慮して秋になってから更新されることがあります。

2022年には梅雨入り・梅雨明けの期日が秋になってから大幅に見直され、20日間以上もの大修正となった地域もありました。今年も四国では6月9日(日)の梅雨入り発表後に晴れの日が続いていたことから、後日見直しとなる可能性がありそうです。