このお話は作者エェコさんに寄せられたエピソードをもとに再構成しています。個人の特定を防ぐため、脚色を加えてあります。

■前回のあらすじ
既婚者の武夫と交際を続けるため、自分の身代わりとして正子を差し出したキヨ。策略がバレ、キヨは実家に連れ戻されることになりました。そして裏切られ一時は罪を着せられた正子はトラウマを抱え、キヨのことを思い出すと吐き気をもよおすように。正子の両親は傷が癒えるまで正子を家で休ませることにします。母から当事者全員で話し合いが行われると聞いた正子ですが、まだキヨに対する拒絶反応があることを自覚するのでした。

しばらくの休息を経て…


決意


しばらく大学もバイトも休んでゆっくりと自分の気持ちを整理した正子。

悲しみはやがて怒りに変わり、ぐちゃぐちゃだった頭の中も整理されてきました。そして、正子はキヨに絶縁を伝えることで前を向くことを決めます。

自分で決めて、区切りをつける勇気をもった正子。応援したい選択ですね。とはいえ、またキヨに会っても大丈夫なのか、心配ではあります。

間もなく再び当事者たちが集合します。久しぶりに会うキヨの様子は…?



(エェコ)