去年、鹿児島県沖で墜落事故を起こしたアメリカ軍のオスプレイ。

そのオスプレイが5日に岩国基地で行われる日米親善デーに展示されることに

市民団体が抗議しました。

市民団体「瀬戸内ネット」は岩国市の基地対策担当者に

オスプレイの展示に反対する申し入れ書を手渡しました。

瀬戸内ネットは、事故原因が明らかになっていない中、

親善デーへの参加は許されないと訴えました。

航空ショーが呼び物の日米親善デーでは例年、オスプレイも展示飛行を行っています。

ことしは飛ぶかどうかは明らかにされていませんが地上での展示は決まっていて

すでに沖縄から3機が飛来しています。

瀬戸内ネットはアメリカ軍は親善デーをオスプレイ飛行再開のアピールに使っていると

批判しました。

=瀬戸内ネット・久米慶典事務局長=

「岩国市としてあいまいな形で安全が十分確認されていない状態なのに、

反対や抗議をしない、問いたださない市の姿勢にも問題がある」

申し入れに対して市は、アメリカからの説明で国が安全性を確認しているとして

展示の中止を求める考えはないと答えました。