先月、徳山動物園の唯一のライオンで人気者だった「モイカ」が死にました。

徳山動物園にライオンがいないのは開園以来初めてです。

=yab記者=

「献花台には県内外から多くの花が寄せられています。

生きていたころの人気ぶりがうかがえます」

オスのライオン「モイカ」は2006年に大分県の動物園から徳山動物園にやってきました。

園内中に響き渡る貫禄のある鳴き声で来園者を圧倒するなど、

存在感バツグンのモイカは徳山動物園の人気者でした。

一緒にいたメスの「シジミ」が死んだ去年8月ころから体調を崩していたということで

サプリメント投与などで一時回復しましたが、再び状態が悪化し、

先月26日に天国へと旅立ったということです。

徳山動物園にライオンがいなくなるのは開園以来初めてとなります。

「悲しい気持ち」「徳山動物園の象徴みたいな感じでしたね」

モイカは22歳で、人間でいうと80歳から90歳くらいの高齢だったそうです。

=飼育員=

「迫力があって泣き出すお子さんもいらっしゃったりライオンという動物が

どれだけ素晴らしいかというのを体いっぱい伝えてくれた個体だったと思います」

徳山動物園では後日お別れの会が開かれる予定です。