続いては、砂防授業のニュースです。

2009年7月、防府市では豪雨により国道が寸断されたり、

市内各地で土砂災害が発生しました。

土石流の直撃を受けた老人ホームでも多くの死者が出ました。

これから雨が多くなる時期を前に、防府市の児童たちが

土砂災害の危険性を学びました。

防府市の中関小学校では、県の職員が講師となって、

土砂災害の恐ろしさや砂防ダムの役割を紹介しました。

防府市では2009年7月の豪雨で市内の老人ホームが土石流に飲み込まれるなど

各地で土砂災害が発生し災害関連死も含めあわせて19人が死亡しました。

県はこの教訓を生かそうと毎年小学校で土砂災害の危険性を伝えています。

授業では土砂災害の映像を見たりしながら日頃の備えの大切さを学びました。

また土石流が起きる前には小石が落ちてきたり斜面にひびが入るなどの兆候が

みられることも知りました。

=児童=

「下にある家とかが潰れると考えると恐ろしい」

「砂が流れてきたらなるべく早く避難するように(家族に)言いたい」

=県砂防課・高橋拓史さん=

「日頃から災害について意識していただいていざ災害が起こった時に避難などの行動が

できるようになってほしい」

県内には、土砂災害の危険がある場所が約2万6000カ所と

全国で5番目に多いということです。