大型連休を県内で過ごした人たちのUターンラッシュが5日、本格化した。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行して以降、初のゴールデンウイークとなり、県内の主要駅や空港は、親戚との別れを惜しむ帰省客や土産袋を手にした観光客らで混雑した。ピークは連休最終日の6日まで続く見込み。

 山形市のJR山形駅では、Uターン客や見送りに来た家族などが山形新幹線のホームにあふれた。市内にある母方の実家を訪れた神奈川県茅ケ崎市、緑が浜小5年初鹿珠希(はつしかたまき)さん(10)は、飯豊町の白川湖で水没林のカヌーツアーに参加したといい「天気に恵まれ、気持ちよかった。山菜がおいしかった」と話した。

 JR東日本によると、山形発の上り山形新幹線つばさの指定席予約状況は、5日が午前9時台以降、6日が同8時台以降で終日満席となっている。臨時列車は5日が8本、6日が10本を運行する。

 空路は山形発伊丹行きを除く一部の便が満席で、6日も混み合う見通し。