第106回全国高校野球選手権福井大会の組み合わせ抽選会が28日、福井市の県生活学習館「ユー・アイふくい」で開かれ、出場する28チームの対戦相手が決まった。県営球場(福井市)と敦賀市総合運動公園野球場で7月13日、甲子園出場をかけた熱戦が始まる。

 シード校は、4〜5月の北信越地区高校野球県大会で4強入りした福井工大福井、敦賀気比、坂井、福井商。県営球場で行われる開幕試合は大野―武生に決まった。春の県大会を制した福井工大福井がこの試合の勝者を迎え撃つ。昨夏王者の北陸は14日に丸岡との初戦に臨む。

 福井工大福井の笹島夕聖主将(3年)は「挑戦者の気持ちを忘れず、春以上の野球で福井の1番を目指したい」と意気込んだ。

選手宣誓は福井工大福井の笹島夕聖主将

 11日の開会式での選手宣誓は、笹島主将がくじを引き当てた。「大会の始まりにふさわしい宣誓をして、お世話になった人たちに成長した姿を見せたい。内容はこれから、自分で考える」と語った。

 今大会では、投手の安全確保のため、従来よりも打球の速度を抑えた「低反発バット」の使用が、夏の大会として初めて義務付けられる。

 日程が順調に進めば、決勝は27日午前10時から、同球場で実施される。