【ソウル聯合ニュース】韓国でノリ価格が上昇し続けている。年初に1枚100ウォン(約11.5円)を下回った小売価格は先週130ウォンを突破した。

 韓国農水産食品流通公社の価格情報によると、26日時点の乾ノリ10枚の平均小売価格は1304ウォンで前年同月(1012ウォン)に比べ29%、前月(1167ウォン)に比べ12%それぞれ上昇した。海洋水産部が先月18日に物価安定に向けて最大5割引きの対象品目に乾ノリを追加したが、小売価格は下がらず、むしろ上昇した。

 卸売価格も依然高い。26日時点の乾ノリの卸売価格は1束(100枚)1万440ウォンで、1年前(6628ウォン)に比べ58%上昇した。昨年末には7000ウォンほどだったが今年に入り急上昇した。

 韓国海洋水産開発院の水産業観測センターによると、昨年10月から今月第2週までの原藻の生産量は1億4386万束で前年同期比6.1%増加した。しかし、ノリの輸出が増えた影響で国内供給量が減り、原藻と乾ノリの価格が上昇した。

 これを受け韓国の主な味付けノリメーカーは今月に入り商品価格を10〜20%引き上げた。一部のキンパ(のり巻き)フランチャイズ店も今月値上げに踏み切った。