◇24日 オリックス4x―3西武=延長10回(京セラドーム大阪)

 オリックスのセットアッパー、宇田川優希投手(25)が今季初登板を1イニング無失点で飾った。3点リードの8回に先発エスピノーザをリリーフ。最速は154キロで、1死から金子侑に四球を与えたものの、2奪三振と得意のフォークがさえた。

 「まずは1試合目に投げられて良かったと思います。ただ、あそこで無駄な四球を出してしまったので、勝つために、ああいうのをなくしていかないといけないと思いました」

 昨年はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の侍ジャパンに選出されたが、今年は右肩の不調から開幕1軍を外れた。当初は「怖さがあった」と振り返るが、キャッチボールで強い球を投げるようになると、3月下旬に2軍で実戦復帰。21日に1軍へ初昇格すると、3試合目にして登板が巡ってきた。

 「もう肩のほうは全然大丈夫です」と胸をたたいた宇田川に、中嶋監督は「三振は取るんですけどね、フォアボールはしっかり出す。説教です」とジョーク交じりに話した。