4月27日〜5月6日の10日間のゴールデンウイーク(GW)期間中、愛媛県内主要観光26施設の1日平均観光客数は、前年(9日間)に比べ2・6%増の4万9857人だったことが15日、県のまとめで分かった。今年は新型コロナウイルス感染症の5類移行後初のGWで、観光客の回復傾向は継続。ただ、連休分散により近場の旅行が志向されたため遠方からの来訪が伸び悩み、物価高もあって小幅な増加となったと分析した。
 地域別は、東予(10施設)が1万3198人(前年比2・7%減)、中予(7施設)が2万538人(3・8%増)、南予(9施設)が1万6121人(5・7%増)となった。
 施設別では、松山城ロープウエー・リフト7225人、八幡浜みなっと7060人、宇和島市のきさいや広場4889人などの順に多かった。前年比の伸び率は、本館全焼から2月に約2年半ぶりに全面営業再開した伊方町の亀ケ池温泉が63・3%増と最も大きく、松山市の道後温泉本館・椿の湯・飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)22・5%増、同市の坂の上の雲ミュージアム19・8%増と続いた。