福井県若狭町内の林道でガードレールの鉄製板の盗難が発生したことが5月8日、分かった。町によると、広域基幹林道「若狭幹線」の世久見―塩坂越の約1.8キロ区間の11カ所で計223メートル分の被害を確認し、被害額は約51万円。同区間を2日から通行止めとしている。

 現場はいずれも山中に入った人けのない場所。盗まれたのは厚さ2.3ミリ、幅35センチ、長さ433センチ、重さ32.9キロの板が214メートル分、厚さ2.3ミリ、幅35.6センチ、長さ66センチ、重さ6.5キロのガードレールの端に使われる丸まった板が9メートル分。

 3月29日に地元住民が板がないことに気付いたという。5月2日に世久見区長から町に連絡が入り、被害を確認した。

 町は7日、県警敦賀署に被害届を出した。安全対策を施した後、通行止めを解除する予定。時期は未定。町建設課の担当者は「不審な人や車両を見かけたら連絡してほしい」としている。