NY在住のイアン・ゴンザレスさんがキャッチ

■ブルージェイズ ー ドジャース(日本時間27日・トロント)

 ドジャース・大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地・ブルージェイズ戦で今季7号を放った。「2番・指名打者」で出場し、大ブーイングの中、右翼スタンドへアーチをかけた。キャッチしたイアン・ゴンザレスさんは「初めてだよ」と感慨深げだった。

 昨年12月、ブルージェイズ入りの誤報が流れたこともあり、大ブーイングが浴びせられた初回1死の第1打席。バシットの3球目の内角へのスライダーを引っ張り、右翼スタンドまで届けた。デーブ・ロバーツ監督の持つ球団日本生まれ選手最多ホームランに並んだ。

 米ニューヨーク在住のゴンザレスさんは仕事でトロントに来ていた。右翼ブルペンにワンバウンドしたボールを乗り出してキャッチ。「明日帰るから今日が最終日だったんだ」と明かした。「尋常じゃないよ。昨日、僕はオオタニのHRボールをキャッチすると冗談を言っていたんだよ。そしたら僕のところに飛んできたんだ。もしかしたら、そうなる運命だったかもね」と笑顔だった。

 自身はヤンキースファン。オフに大谷はヤンキースと契約を結ばず「ヤンキースの選手だったらよかったのに、とは思っているよ」と語った。それでも「ボールをゲットしたから、文句は言えないね」と虜になっていた。(川村虎大 / Kodai Kawamura)