◇7日(日本時間8日)MLB ドジャース8―2マーリンズ(ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手(25)は地元でのマーリンズ戦に先発。メジャー自己最長の8回を5安打2失点に抑え、自身4連勝の4勝目(1敗)を挙げた。97球で無四球、5奪三振。防御率もリーグ14位(2・91)から11位(2・79)に浮上した。

 地元中継局スポーツネットLAが試合のMVPに選んだのは山本。ジョー・デービス実況は「ここ2年間、ドジャースの投手で8回にアウトを取ったのは山本由伸とタイラー・グラスノーしかいません」「山本はこれまで7回の経験もありませんでしたが、きょうはやすやすと8回を投げ終え、素晴らしいメジャー1年目を継続しています」と紹介した。これまでメジャーでの最長は、直近3試合でマークした6イニングだった。

 山本や大谷とともに今季から新加入した右腕グラスノーは4月21日のメッツ戦で同じく8回を投げ、7安打無失点、10奪三振の快投で4勝目をマークしている。

 また、同局のオーレル・ハーシュハイザー解説者は「またもドジャースの打撃陣は仕事をしたが、きょうの主役は山本由伸だ」とキッパリ。さらに「きょうはストライクゾーンの感覚が抜群だった。ストライク率は75%(97球中73球)だった」とたたえた。

 ドジャースの大谷翔平選手(29)は「2番・DH」で2打数無安打、2四球。連続試合安打は「6」でストップした。ナ西地区首位を独走するチームは今季最長タイの6連勝で、今季最多の貯金を12(35勝23敗)に増やした。(写真はAP)