岐阜県海津市海津町高須の海津図書館に昨年10月開設された屋外読書スペース「読書ガーデン」で28日、絵本とともに自然に親しむ催しが開かれる。主催するのは市内の女性でつくるグループ「むすんでひらいてぐぅとぱぁ」。メンバーは「青空の下で絵本を楽しんで」と来場を呼びかける。

 グループは、同市のNPO法人「絵本であそぼっ」に所属する5人でつくる。5年前、輪之内町と養老町のイオンタウン内にある木育施設「森のわくわくの庭」での催しに、絵本の読み聞かせで参加したのがきっかけで結成した。絵本を楽しむワークショップなども開いてきた。

 「絵本を読んでただ聴いてもらうだけでなく、手遊びや踊りなど、体を使って味わってもらうのが私たちのモットー」とメンバーの山崎見歩さん(49)。今回の催しもそんな思いが詰まっており、絵本を読みながら、ガーデン内で春らしいものやさまざまな色を見つけたり、落ち葉や木の実を紙皿に飾って顔を作ったりして遊ぶ。市内の人気コッペパン店「ふわこっぺ」も出店する。

 読書ガーデンでの催し自体が初めてという。グループは季節ごとに開催していく予定で、メンバーの大倉幸子さん(50)は「青空の下で絵本を楽しむのにぴったりの場所。たくさんの人に来てほしい」と話す。

 催しは午前10時から。小学生以下の子どもと親が対象。参加無料。