西武は26日、成績不振の責任をとり松井稼頭央監督(48)が休養すると発表した。28日の中日との交流戦初戦から渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM=58)が監督代行を兼務することも併せて発表された。

 松井監督は連勝を飾ったオリックス戦後に、球団からの休養発表を受けて、あらためて報道陣の取材に対応。「結果の世界ですから。現状の中でマネジメントしていくかというところ。若い選手は成長してきている。そこはこれから楽しみなのかな。まずは球団に感謝していますし、こういう位置にいながらもファンの方に熱い声援を送っていただいた。期待に応えられなかったことは本当に申し訳ない。ファームには若い選手がいますけど頑張ってほしい」と話した。

 試合後にはナインに言葉をかけたという。「勝ちに結びつけることができなくて申し訳ない。一緒にやれてもちろん、もっとやりたかったですし。ただ結果の世界なので。残りを含めて頑張ってほしい」と伝えたことを明かした。

 松井監督は2018年限りで現役引退後、2軍監督を3シーズン務めて22年からヘッドコーチに就任。辻監督の勇退を受けて23年から指揮をとった。就任1年目だった昨季65勝77敗1分けで5位。5年ぶりのリーグV奪回を誓った今季も今季も攻撃陣の不振が響いて、26日のオリックス戦を終えて15勝30敗で、5位楽天と3・5ゲーム差の最下位に沈んでいた。

 渡辺GM兼監督代行が現場で指揮を執るのは2013年以来、11年ぶりとなる。