画像は試合前にOBの野村謙二郎さんと話をする新井監督

 

5月3日  ●0−2DeNA(マツダスタジアム)
DeNA 110 000 000・2
広   島 000 000 000・0

広島通算26試合10勝12敗4分け(中日とゲーム差なし最下位後、首位阪神まで3・5差変わらず)
14時開始・2時間46分、31,520人
相手先発 〇東7回1/3、7安打無失点
広島本塁打 −
DeNA本塁打 −
広島登録抹消 ▼上本(5月2日)△アドゥワ、△中村健

広島スタメン
一番センター秋山
二番セカンド菊池
三番ライト野間
四番ファースト堂林
五番ショート小園
六番キャッチャー坂倉
七番レフト中村健
八番サード二俣
九番ピッチャー●アドゥワ(4試合2勝1敗)6回89球4安打2失点(自責2)

 

 

広島打線は天敵・東の攻略に失敗して今26試合目にして早や8度目の無得点試合。中日とゲーム差なしの単独最下位に後退した。

 

1日の阪神5回戦(マツダスタジアム)では2−2のスコアで今季4度目の引き分けだったから8+4で12試合も際どい展開になっている。

 

その前の阪神4回戦は初回、秋山ソロのスミ1で1対7完敗、その前の中日5回戦(バンテリンドームナゴヤ)はスコアレスドロー。大型連休中に打線も休みがち、というのではシャレにならない。

 

一番、頭が痛いのは新井監督だろう。就任1年目の昨季から通算で8度対戦して一度も土をつけることができず、相手の6勝。チームとしての対戦成績も1勝7敗だ。

 

 

3月29日の開幕戦(横浜スタジアム)では東から7回で10安打を放って3点を奪ったが、初の開幕投手を務めた九里も7回3失点。八回に島内が決勝点を献上して接戦を落とした。

 

本人も自覚しているように東は初球からストライクゾーンに投げ込んでくる。降板までの打者23人で初球ボール球になったのは3度だけ。2点ビハインドとなった二回には先頭の小園が中前打、続く坂倉はチェンジアップを打って4・6・3併殺打。

 

七回の二死一、二塁ではこの日一軍に呼ばれた中村健が初球、やはり外のチェンジアップに手を出して中飛。

 

八回には一死二、三塁と東を攻め立てたところでDeNAベンチが動いて伊勢にスイッチ。広島ベンチも代打松山で勝負に出たがファーストフライに終わった。

 

広島先発のアドゥワは今季初黒星だが中15日での出番となったが内容は悪くなかった。初回、内野ゴロの間に失点。二回には犠飛で失点したが三回から六回までは打者12人をぴしゃりと抑えた。

 

直近の14試合で3失点以内で終わらなかった先発は4月25日に神宮球場で投げてヤクルト打線につかまったハッチ(2回6失点)だけ。打線の出力を上げていかないと、交流戦が大変なことになる。(ひろスポ!取材班&田辺一球)