タレントのマツコ・デラックスが6日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」(月〜金曜・午後5時)に生出演。学生時代のいじめに対して「仕返したい」という考え方について、私見を述べた。

 この日の番組では、学生時代、いじめに遭い辛い思いをしたものの現在は個人事業主として成功。それでもいじめの経験がトラウマで、いじめをした人間たちに仕返しができないものかと考えてしまうという25歳の男性の悩みを取り上げた記事を紹介した。

 この件について聞かれ、「喜びってオカネじゃなかったりするじゃない? こうなった(社会的に成功した)からって、彼は報われてないのよ」と話し始めたマツコ。

 「いじめてたヤツが金銭的には(生活水準が)低かったりしたとしても、ものすごい週末をエンジョイしてたりして、楽しそうな生活をしてるのを見たらさ…」と推測すると、「一生どうなったとしても、そういう風に見ちゃうのよ。(いじめの)思い出がある限りさ。だから、蒸し返すのもあれだけど、本当にそれをやらなければ、一生、ずっとそれにさいなまれて穏やかに息を引き取ることもできないと言うなら、韓流ドラマみたいに(仕返しを)やるしかないわよね。ぐちゃぐちゃの、そいつから全部を奪ってやるくらいのヤツをやって、スッキリするんだったら。でも、韓流ドラマでもそれをやって、スッキリした人を見たことないわよね」と話した。

 その上で「私はそんな人生でいいのか?って言われるだろうけど、一切の関わりを断つことがすべてだと思う。いやなものは目に入らないようにすればいいだけよ。忘れはしないんだけど、目に入ったり、情報が入るところに身を置かなきゃいいのよ」と結論づけていた。