◆米大リーグ メッツ―カブス(1日・米ニューヨーク州フラッシング=シティフィールド)

 カブス・今永昇太投手(30)が1日(日本時間2日)、敵地・メッツ戦に先発した。初の中4日ながら、5回まで3安打無失点、4奪三振で抑える好投を見せ、5勝目の権利をつかんだ。

 初回は先頭のテーラーを中直に打ち取ると、続く通算1500安打のマルテからは内角の91・3マイル(約146・9キロ)の直球で空振り三振。2死から通算220本塁打のリンドアもこのイニング最速となる93・4マイル(約150・3キロ)直球で遊飛に打ち取った。

 2回も先頭だった通算200本塁打のアロンソを外角低めのスプリットで空振り三振。1死からマルティネスに四球を与えて走者を背負うと、続く22年首位打者のマクニールにも右前安打を浴びて、一、二塁のピンチを迎えた。それでもベーダーを注文通りの遊併打に打ち取ると、ホッとしたように笑顔を見せ、天を仰いで胸をたたいた。

 3回は2死から内野安打と二盗を許して走者を得点圏に背負ったが、マルテを投ゴロに打ち取って無失点。4回を3者凡退で抑えると、5回表にはクルーアームストロングの右犠飛で先取点を奪い、1―0とリードをもらった。

 勝利投手の権利がかかった5回は先頭のマクニールに中前安打。それでも後続を打ち取って1点のリードを守った。