<大相撲夏場所>◇4日目◇15日◇東京・両国国技館

大関豊昇龍(24=立浪)が、いっぺんに2人をなぎ倒した!? 結びの一番で平幕の平戸海(24=境川)の挑戦を受けた豊昇龍だが、右四つ、左上手を許し防戦に。ただ、何とか右からの下手投げで崩し体勢を整え、最後は寄り倒しで勝った。

その勝負が決まる前に、豊昇龍の投げを踏ん張ってこらえた平戸海の左足が、立行司の木村庄之助の足を直撃。これで立行司はよろめいてしまい、さらに倒れ込んだ庄之助。その後、豊昇龍の体を預けた寄りで平戸海が倒れ、近辺で何とか視線だけは勝負どころに注いでいた木村庄之助を再度、直撃するかっこうとなった。踏んだり蹴ったりの結末だったが、そんな倒れ込んだ体勢で木村庄之助は、豊昇龍の東方に軍配を上げていた。