連休明け7日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=153円台後半で取引された。

 午前10時現在は連休前の2日と比べて1円55銭円高ドル安の1ドル=153円93〜96銭。ユーロは78銭円高ユーロ安の1ユーロ=165円83〜92銭。

 3日に発表された4月の米雇用統計が市場予想を下回り、米利下げ観測が再び強まったことでドルを売って円を買う動きにつながった。一方、日米金利差に着目したドル買い円売りも出た。

 先週は政府・日銀が為替介入に踏み切ったとの観測から円相場が乱高下した。財務省の神田真人財務官は7日、「過度な変動がある場合には適切な対応を取る」と述べ、投機的な取引を改めてけん制した。