チーズケーキ専門店「白い貴婦人」が5月3日、熊本「光の森」(菊陽町光の森2)にオープンした。(熊本経済新聞)

 白い貴婦人、商品と店舗

 清正製菓(熊本市北区貢町)が経営する「白い貴婦人」は1991(平成3)年、焼きたてスフレチーズケーキの店として開店。この数年は、コロナ禍の通販需要を意識した冷凍チーズケーキの販売に注力してきたが、「焼きたてを食べてほしい」との思いから昨年11月、熊本市中心部に焼きたてで販売する「水道町店」をオープンした。同店は2店舗目となる。

 水道町店ではスフレチーズケーキのみを販売してきたが、同店オープンに合わせ、毎日店内で焼き上げる「白い貴婦人クッキー」を新たに発売。サクサクとした食感のハードタイプ(100グラム500円〜)4種類と、しっとりとした食感のソフトタイプ(同600円〜)4種類の計8種類。量り売りのほか、その日に焼いたクッキーをそのまま缶に詰めた「缶入り」(800円〜)も用意する。

 製造部マネジャーの金子武嗣さんは「『熊本らしさ』を意識して商品開発した」と話す。「一番のお薦めは岳間茶ソフトクッキー。熊本県産の岳間茶を練りこんだ生地に、ホワイトチョコとマカダミアナッツを混ぜ込んだ。今後も県内各地の食材を使ったクッキーを考えている」と話す。

 オープン記念で、創業当時のスフレチーズケーキを1カ月間限定で復刻販売。「水道町店がオープンした際にお客さまから創業当時の話をたくさん頂いたのが、今回の限定販売を決めたきっかけ」と金子さん。現行のスフレチーズケーキはプレーンだが、創業当時はレーズンが入っていたという。「スフレチーズケーキの水分を含み、しっとりとしたレーズンの食感と香りが楽しめる」という。4号サイズ(750円)と6号サイズ(1,100円)を販売する。

 金子さんは「熊本で長年親しまれてきたスフレチーズケーキはもちろん、熊本食材を使うクッキーも『熊本土産』として多くの人に愛される商品にしていけたら」と意気込む。

 営業時間は10時〜18時。