名古屋駅の「エスカ地下街」で、インフルエンサーが選んだスイーツが集められたイベントが期間限定で開かれています。  エスカ地下街でゴールデンウィークにあわせて開かれているイベント「SWEETS SHOP」。愛知で活動するインフルエンサーが選んだスイーツが勢ぞろいしていて、16店舗が出展しています。

 インスタグラムでフォロワー数9.7万の『美食』さんがオススメするのは、昭和区の米粉ベーグル専門店・ツキノニジが作った「米粉のスノーボール」です。米粉で作られた丸いクッキーに、アーモンドパウダーがまぶされています。

 9.2万のフォロワーをもつ『こっちゃんの食スタグラム』さんのオススメは、生クリームとカスタードを合わせた特製いちごクリームをたっぷり使った「苺コッペパン」です。昭和区にあるベーカリー・いちごぱんが作っています。

 会場には、インスタグラムでフォロワーが11万超えの『ナゴタベ』さんの姿もありました。

 年間500以上の店を食べ歩いていて、趣味で始めたインスタでの投稿がいつの間にか人気となり、インフルエンサーになったといいます。

 実際にインフルエンサーの投稿を見て会場に訪れた人も多いということで、1日は平日にも関わらず、午前中から売り切れが続出しました。  そんなナゴタベさんが店とコラボしたイベント限定のスイーツがあります。クロワッサンをイチゴのショコラでコーティングした「クロワッサンガレット」です。

 トリュフがふんだんに混ぜ込まれた贅沢なクッキー「Sable Truffe(サブレ トリュフ)」も会場限定で、値段は3500円です。名古屋市中区にあるフランス洋菓子店・Patisserie PASHが作りました。

 これまでに10缶をまとめ買いする人もいるなどで売り切れが続いていて、1日も入荷を待つ人の姿が見られました。 ナゴタベさん: 「トリュフオイルも使われている。ゲランドとマルドンの塩も、高級な塩も2種類使い分けている。すごく濃厚な高級な味に仕上がっている。甘じょっぱい感じに仕上がっているので、無限に食べられる」  スイーツを出展した会社の社長は、ナゴタベさんらインスタグラマーの存在について、「広告効果は抜群」と話しました。 米乃家の村瀬昇平社長: 「これを上げて欲しいなって時に上げてくれて。それが店でお客さんで返ってくる。お客さんがお客さんを呼ぶ。広告媒体として抜群です」  会場に偶然登場したヒップホップグループ「RIP SLYME」の元メンバー・SUさんも、インスタグラマーの存在を次のように話しました。

SUさん: 「情報の発信の影響力が、誰よりも強いなって思います。インフルエンサーは」 ナゴタベさん: 「本当に美味しいものを作っているのに知ってもらえない飲食店や商品がある。インフルエンサーが少しでもその手伝いができたら地域を活性化させたいという思いで愛知県のおいしいお店をどんどん紹介していきたい。GWの忙しい時期に参加してくれた飲食店にも恩返しできたら」  このイベントは、5月6日まで開催されています。