家族が集まる憩いの場であるリビングは、家族のものが増えやすく散らかりやすい場でもあります。家族がすっきりと片づいたリビングでくつろぐために、リビングには置かない方がいいものってなんでしょうか?

整理収納アドバイザーで、セミナー講師なども行っている松下香奈さんに教えてもらいました。

置かないほうがいいもの1:ゴミ箱

リビングにゴミ箱があると移動距離も短く、ゴミがすぐに捨てられて便利ではありますが、ゴミ箱自体に生活感が出てしまいます。また「ゴミを収集する」という面倒な家事も増えてしまいます。

我が家ではキッチンの扉に吊り下げてあるゴミ袋へその都度捨てに行きます。そのゴミ袋は1日の終わりに屋外のゴミ箱へ。

ゴミ箱を置かないだけでそのスペースが空き、リビングがすっきりして見えます。また、掃除機をかけるたびにゴミ箱を退かす手間が減り、自動掃除機ロボットも走りやすくなります。

ゴミ箱が1か所しかなかったら、家中のゴミ箱からゴミを回収する時間を減らせて、家事の時短にもなります。

いちいちちょっと離れた場所へゴミ捨てに動くほうが面倒に思われがちですが、慣れてしまえば子どもにとってもそれが当たり前になり、ゴミを減らそうという意識にも繋がるのでおすすめします。

置かないほうがいいもの2:コートやジャケットなどアウター掛け

リビングのソファなどにコートや制服が脱ぎっぱなしになると、リビングが途端に散らかって見えてしまいます。それを防ぐためには、外で着たものは玄関近くにアウター掛けを設けておくと、帰宅してすぐにハンガーに掛けられて楽です。

また感染症や花粉対策として、帰宅したら玄関で上着に除菌スプレーを吹きかけたり、花粉を落としたりすると、ウイルスや花粉をリビングに持ち込まないで済むようになります。

置かないほうがいいもの3:子どものおもちゃ

子どもが小さい頃はリビングにおもちゃを広げて遊ぶのが日常ですが、夜子どもを寝かしつけた後におもちゃが散乱したリビングをみるとうんざりしてしまいますね。

おもちゃはリビングではなく、子ども部屋など別の部屋におもちゃ置き場をつくり、遊んだらおもちゃ箱へ片づけることが習慣になれば片づいたリビングがキープできます。

毎日遊ぶおもちゃはざっくりとした収納ケースに「ここに入るだけ」と量を決め、リビングの片隅に収納場所をつくっておくと子どもも片づけやすいです。

リビングに置きがちだけどじつはなくても大丈夫なものは意外とあります。すっきりと片づいたリビングが家族にとって1番居心地のいい部屋になるといいですね!


◆執筆/松下香奈さん
衣食住をテーマに暮らしをちょっとのことでもっとたのしくする「SSS-Style+」に所属する整理収納アドバイザーで、3 人の女の子のママ。セミナー講師なども行っている。

※記事内の表示価格は、とくに記載のない場合、税込表示です。軽減税率の適用により価格が変動する場合もあります。
※商品情報は記事執筆時点のものです。店舗によっては取り扱いがない場合があります。

構成/サンキュ!編集部