一人旅研究会さんが旅行中に撮影した光景をXに投稿したところ1.8万件以上のいいねが集まりました。ガソリンスタンドの見慣れない表示に驚く人が続出した一方、地元の人たちからは「あるある」という声も聞かれました。

恐怖のガソリンスタンド

一人旅研究会さんが投稿したのは、旅行中に見かけたガソリンスタンドの看板を撮影した1枚の写真。
「多くの給油所の値段表示が“これ”な九州北部、怖くて入れない」とコメントを添えたところ、投稿を見た全国各地の人たちから驚きと共感の声が続々と集まりました。

“これ”な値段表示とはどういうことかと確認すると「レギュラー888・ハイオク888・軽油888」と、見事に888ばかりが並んでいます。
ガソリンスタンドの看板といえば、その日の1Lあたりの詳細な値段が表示されているものを想像する人が多いでしょう。しかし「888」という表示があるからといって、本当に1L888円だとは考えにくいですよね。

同じような表示を見たことのある人たちからは「自分、修学旅行で長崎行った時珍しくて写真撮っちゃいました」「そうそう、九州走っていて全部これだった。何これ?」「鹿児島はほとんどこの表示です」など“あるあるの光景”であることを報告する声が。
一人旅研究会さんが見かけたのも九州北部とのことですから、九州地方ではよくある表示なのかもしれませんね。

一方で「時価?」「入れてからのお楽しみ!ってやつ!?」「関東では見ないですね」など、見たことのない人たちからは驚きの声が聞かれました。

撮影は熊本県にて

お話をうかがったところ、投稿の写真は熊本県で撮影したという一人旅研究会さん。

「旅行で九州に行った際、車の燃料が少なくなっていたのでガソリンスタンドを探していたときのものです。
多くの店舗の料金表示が888表記なことを不思議に思い、撮影しました」

旅行中、次に給油できるタイミングがいつになるかも分からない状況の中で888円と表示されたら、とても驚きますよね。

888表記の謎

「価格が変動しすぎてその表示だそう」「地元民と一元客とは単価を変えている」など、なぜこのような表示になっているのか、コメント欄にはいろいろな意見やうわさが集まっていましたね。一人旅研究会さんから見て、この表示にはどんな意味があったのだと思いますか。

「毎日のように価格が変わるので、変えるのが面倒くさくてこの表示にしているのかな、と思いました」

地元の人たちにとっては見慣れた光景とのことですから、値段がはっきりと分からなくても恐怖を感じることはないのかもしれません。

その後の給油は?

給油所に「怖くて入れない」とのことでしたが、この後どのように給油したのでしょうか。

「表示のとおり、本当に1Lあたり888円も要求されたら逃げ場がなくなってしまうと思い、値段が表示されているところを選びました」

地域一帯すべてのガソリンスタンドが888円というわけではなく、値段表示のあるところもあったんですね。無事に給油ができてよかったです。

「大半のガソリンスタンドが888表記だったので探すのに苦労しました」

旅の中の思わぬハプニング。これも思い出の1つになったのではないでしょうか。旅行中の慣れない土地で見かけた驚きの看板。値段が分からないガソリンスタンドに飛び込むのは勇気がいりますよね。住んでいる地域によって反応の分かれる面白い光景でした。

取材協力:一人旅研究会さん
構成/サンキュ!編集部

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