京都三大祭りのひとつ、葵祭を前に、ヒロインの「斎王代」が身を清める「御禊の儀」が下鴨神社でありました。

 「御禊の儀」は、皇族で未婚の女性から選ばれる「斎王」が、身を清めて神社に仕えたという故事にちなんだ神事です。

 今年の葵祭で第66代「斎王代」を務めるのは、京都市中京区の松浦璋子さん(22)です。

 色鮮やかな十二単姿で女官たちとともに登場し、境内を流れる御手洗川の手前でおはらいを受けた後、川にそっと両手を浸して、身を清めました。

 穏やかな陽気に包まれる中、訪れた観光客らは雅な情景に見入っていました。

 葵祭は5月15日で「路頭の儀」では、約500人の行列が、優美な平安衣装で都大路を練り歩きます。