別府ひき逃げ事件の八田與一(はった よいち)容疑者。事件発生から6月で2年が経とうとしており、重要指名手配に指定され全国からおよそ5000件の情報が寄せられているが、いまだ足取りがつかめていない。

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 「別府願う会」の事務局長は「気持ちは変わらないです。事件当日から時が止まっていますし、人を殺してしまっているのに約2年どうにかこうにか逃げているということ自体、私たちはすごく腹立たしいですし、凶悪な犯人が日本のどこかにまだ潜んでいるっていうことをみなさんにいま一度意識してほしい。八田だなと思ったら迷わず110番してほしい」と呼びかけた。

 元徳島県警捜査1課警部の秋山博康氏は「八田容疑者は生きて逃げ切ることだけを考え、今も必ずどこかに潜伏している。そのためには一刻も早く時効のない殺人罪に切り替えなければならない」と訴えた。

 秋山氏は八田容疑者について「生きている」と明言すると「絶対に逃げ通してやる、生きてやるという行動なので自殺するタマじゃない。必ず全国どこかで潜んでいる」とコメント。

 「警察は八田容疑者検挙のために攻めの捜査をおこなっている?」という質問には「日本一有名な重要指名手配者になってまだ検挙できていない。もっともっと攻め、つまりは積極的な捜査をどんどん積み重ねてほしい。それと積極的な捜査を進めるということは、道交法だけじゃなくて殺人罪、殺人未遂で令状請求して指名手配を打ってほしい」と語った。

 もし協力者がいた場合には、その協力者も罪に問われて逮捕される可能性があると秋山氏は指摘して「八田本人は偽名、そして住み込みで働く、そういう場所に潜伏している可能性が高い」と推測した。

 「いまの証拠の段階であれば殺人罪に切り替えて指名手配を打つのは常套」と語る秋山氏に「できない理由があるのか?」と質問を投げかけると「大分県警の判断なので。私も大分県警に行っていろいろ説明もしたが、それがいまだに道交法だけというのが、ちょっとどうなのかなっていう気はある」と首を傾げた。

情報提供は別府警察署(0977-21-2131)まで。
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(『ABEMA的ニュースショー』より)