川崎市の複合施設で38年間に渡って、汚水が付近の川に垂れ流されていたことがわかりました。

【映像】38年間 付近の川に汚水垂れ流し

 川崎市によりますと、2024年3月、市内を流れる五反田川で「白い水が流れている」と近隣住民から連絡がありました。市が調べたところ、多摩区のコミュニティーセンターなどが入る複合施設で38年に渡ってトイレなどの汚水が雨水管を通って、そのまま川に流出していたことがわかりました。

 さらに、その後の調査で他にも4カ所の施設でも垂れ流しが見つかりました。市によりますと、当時の資料は保存期間が過ぎて廃棄されていて原因の究明は困難だということです。また、汚水の流出による水質の悪化は確認されていないということです。

 市は改修工事を急ぐとともに、「近隣住民の皆さまに深くお詫び申し上げます」としています。(ANNニュース)