【チャンピオンズリーグ】バイエルン 2−2 レアル・マドリード(5月1日/アリアンツ・アレーナ)

【映像】ヴィニシウスの無駄走り&超加速ランからの圧巻ゴールシーン

 先制点を生み出したのはたった10メートルの無駄走りだった。ヴィニシウス・ジュニオールが見せたワールドクラスの駆け引きにファンたちが「動き出しやば」「なんだ今の動き!!」と大興奮した。

 注目のシーンはゴールレスで迎えた24分だった。この日2トップのうちの1人としてプレーしたヴィニシウスは、最前線に構えていたがここではバイエルンの韓国代表DFキム・ミンジェのマークが厳しくプレーが制限されていた。

 するとブラジル代表FWは、ゆったりとした歩調で自陣の低い位置へとポジションを移す。これに釣られる形でキム・ミンジェもジョギングほどのペースで追いかけていくと、突然ヴィニシウスが反転。キム・ミンジェが開けたスペースに走り込むと、待ってましたとばかりに、そこへトニ・クロースからピンポイントのスルーパスが送られた。

 最後はヴィニシウスがGKとの1対1を冷静に制して、レアル・マドリードが先制点を挙げた。この試合を解説した安永聡太郎氏は「ヴィニシウスのキム・ミンジェを引っ張って降りてくる。食いついた瞬間に抜け出す。素晴らしいですね」とヴィニシウスの駆け引きを大絶賛。のコメント欄でも「ヴィニシウスえぐいてw」「動き出しやば」「すごすぎるw」「うまく相手を釣ったな」など、ヴィニシウスを称賛するコメントで溢れた。一方で「ミンジェつられたなー」「ちょっと緩かったな」「全体的についていけなかったな」などバイエルン守備陣への厳しい見方も多く寄せられている。

 またスペイン紙『マルカ』でもゴールシーンが取り上げられており「トニ・クロースの経験による素晴らしいパスが送り届けられた。ヴィニシウスはキム・ミンジェにスピードで負けることはなかった」と報道。クロースの完璧なアシストとともに、ヴィニシウスのスピードを高く評価した。

 この日スタメンでフル出場したブラジル人ストライカーは、2得点を記録して、アウェイの地で引き分けに持ち込む原動力となった。最終的に試合は2−2で終了している。

(ABEMA/WOWSPO/チャンピオンズリーグ)