【MLB】ダイヤモンドバックス4−3ドジャース(4月30日・日本時間5月1日/フェニックス)

 ドジャースの大谷翔平投手がダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」でスタメン出場。満塁のチャンスで迎えた第3打席で、相手投手の投球が暴投になった瞬間、三塁走者に大声で進塁の指示をする場面があった。それは「来い!」と連呼しているように聞こえ、勝利への執念から思わず日本語が出てしまったように見えた。

【映像】懸命に「日本語」で絶叫する大谷翔平

 1-0でダイヤモンドバックスリードの5回、ドジャースは1死満塁とダイヤモンドバックス3番手マルティネスを攻めると、大谷がこの日3度目の打席に向かった。ここでダイヤモンドバックスベンチは4番手として左腕マンティプリーをマウンドに送る。

 マンティプリーは制球が安定せず、初球のインコースへのカーブは内角に大きく外れあわや大谷を直撃というヒヤリとする1球となった。続く2球目もコントロールが定まらず、アウトコース低めのカーブが外角に大きく外れる。ボールはワンバウンドすると、キャッチャーもこれを弾いてしまい、後方に転がるワイルドピッチとなった。

 キャッチャーがボールを弾いた瞬間、大谷は三塁にいたパヘスに向かって手招きのジェスチャーを見せながら大声で「来い来い来い!」と日本語で絶叫。パヘスがホームに帰り、ドジャースが同点に追いついた。

 まさかの日本語での絶叫に、解説を務めた元プロ野球選手の糸井嘉男氏も「ナイスボイス!」と称賛しつつ「来い来いって日本語で言うんですね」と驚いた様子を見せる。大谷はその後空振り三振に倒れてしまったが、勝利への気迫を見せた大谷らしいプレーだった。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)