【リーグアン】モナコ 4−1 クレルモン(5月5日/スタッド・ルイ・ドゥ)                                       

【映像】南野拓実、完璧なコースに叩き込むスーパーコントロールショット

 モナコFW南野拓実の芸術とも言える美しいシュートに、GKは微動だにできなかった。

 16分、GKにとっては絶望的なシュートが飛んできた。モナコは右サイドから攻め込むと、クロスボールのこぼれ球がペナルティエリア手前にいた南野の元へ渡る。すると日本代表MFは冷静に左足でトラップした後、右足で巻くような形でコントロールシュートを放った。

 このカーブがかかったシュートは枠外に逸れると思ったのか、クレルモンGKモリー・ディアウは目で追うばかりで手を出すことができず。完璧な弧を描いたボールはゴール右隅へと吸い込まれた。GKディアウとしては驚きが大きかったのか、点が決まった後も周りをキョロキョロと見回していた。

 この試合の解説を務めた中山淳氏は「スーパーゴール。強くあそこで蹴らないことが‟New南野”ですよ」とゴール前で落ち着いたプレーを披露したことを大絶賛。実況の西達彦氏も「きれいでしたねぇ」と息をのむ様子をみせた。

 この完璧すぎるゴラッソに海外のSNSアカウントも大いに賑わった。リーグアン英語版では南野の笑顔の画像のほか、人気ドラマのパロディービジュアルをアップして絶賛のコメントを寄せ、仏レキップ誌は「モナコはベン・イェデルと南野拓実に依存している」と述べたうえで2人を「チャンピオンズリーグ復帰の偉大な立役者となるだろう」とベタ誉め。ファンからも「タキが年間最優秀選手の候補に挙がっていないなんて恥だ」「目の保養」「サムライ!」「GOAT!」などと絶賛の声が集まっている。

 南野はこの日、試合終了間際に交代となるまで2本のキーパスで見せ場を作っただけでなく1ゴール1アシストの大活躍を見せて、4−1での勝利に大きく貢献した。 

(ABEMA de DAZN/リーグアン)