【MLB】ドジャース 3−7 ダイヤモンドバックス(5月21日・日本時間22日/ロサンゼルス)

 これだけ警戒しても走られてしまうのなら、もうどのチームも大谷を止めることはできないのではないだろうか。

【映像】投手“二度見”も難なく盗塁→本塁生還する大谷翔平

 ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」でスタメン出場したダイヤモンドバックス戦で、2安打2盗塁と活躍した。特に第2打席でツーベースで出塁したあとの三盗は、相手投手のマークをかいくぐって成功させたもの。これにはファンも「手に負えんやんw」「はやすぎる」「すげえww ほんますげぇww」と驚きを隠せない様子だった。

 ドジャースが0-2とビハインドで迎えた4回、この回先頭の大谷がチーム初ヒットとなるツーベースをレフト線に運び、反撃ののろしを上げる。続くフリーマンはキャッチャーファールフライに倒れたが、1死二塁でスミスを迎えると、その2球目に大谷がスタートを切った。

 実は大谷が走る前、マウンド上のダイヤモンドバックス先発ファートはセットポジションから首を二塁方向に向け、ランナーの大谷を牽制する仕草を2度行っている。しかも、その後に投じたのは盗塁を警戒したのか遅い変化球ではなくストレート。それもキャッチャーが送球しやすい外角のボールとなり、盗塁が刺される条件が揃ったように思えたが、大谷のスピードはそんな悪条件をも凌駕し、完全なセーフとなった。

 さらに、大谷のスピードに焦ったのかキャッチャーの送球はサードが触ることすらできない悪送球になり、大谷は三塁で止まることなく一気にホームイン。まさに大谷1人で1点をもぎ取った格好となり、ファンから「やりやがった!!!」「大谷やばw」「今日の大谷カッコいいな」の声が上がった。

 これで大谷は今季12個目の盗塁とすると、6回の第3打席でタイムリーを放ったあとにも二盗を決め、今季13盗塁としている。この日の2盗塁で大谷の盗塁数はメジャー通算99個目。100盗塁まであと1とした。なお、今季いまだ盗塁失敗なしで、成功率100%もキープ。ここまで13本塁打13盗塁は、シーズン41本塁打41盗塁と「40-40」ペースとなっている。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)