ガザ地区南部のラファで軍事作戦が続く中、イスラエルとハマス双方の代表団が、エジプトに到着しました。仲介国を介しての休戦案をめぐる協議が再開されています。

【映像】協議再開のエジプト・カイロと戦闘が続くガザの様子

 エジプトメディアは7日、イスラエルとハマス、それぞれの代表団が首都カイロに到着したと報じました。双方が再び交渉の席に戻ることに同意していて、エジプトなど仲介国に加え、アメリカのCIA(=中央情報局)のバーンズ長官も参加しての間接的な交渉が始まっています。

 休戦案をめぐっては、イスラエルの公共放送によりますと、ハマスが受け入れを表明した案とイスラエルの提示していた案には、大きな隔たりがあることも明らかになっています。

 ハマスの案には、解放される人質の中に亡くなった人も含まれていて、釈放されるパレスチナ人の数にも食い違いがあるほか、休戦期間の16日目からは戦争終結について当事者間で話し合う必要があるということです。

 ネタニヤフ首相は7日、ビデオ声明で、「ハマスがガザで、悪の体制を復活させることは許さない」「交渉で我々の要求を強く主張し続けると同時に、ハマスとの戦闘を続けていく」と語りました。(ANNニュース)