iPhoneを使用しているときに、端末が異常に熱くなった経験はありませんか?

そのようなときはどうすればいいのか、「All About」インターネットサービスガイドのばんかが解説します。

(今回の質問)
iPhoneが異常に熱いです。冷蔵庫に入れたら直りますか?

(回答)
iPhoneが熱くなったからといって、冷蔵庫や保冷剤などを使用しての急冷は故障の原因になります。絶対にやらないようにしてください。正しい対処法は、涼しいところに放置して、自然と温度が下がるのを待つことです。

どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

■iPhoneが異常に熱くなる原因
iPhoneが熱くなる原因は主に2種類あります。「外側から熱されているのか」、それとも「内側から熱くなっているのか」です。

■外側からの発熱
高温な場所に置いておくと、iPhoneが熱くなる原因になります。夏場に直射日光があたったり、冷房の効いていない車中に置いてあったりすると、かなり高温になることも。

また、密封度の高いケースを装着していると、熱がこもってしまい、熱くなるリスクが高くなります。

■内側からの発熱
全力で走ると人の身体が熱くなるのと同じで、iPhoneも過剰に働きすぎると熱を持ちます。よくあるケースはゲーム。最近は画質も高く、高いfps(frames per second)を要求するゲームも増えてきたので、プレイ中にiPhoneが高温になることが増えました。

また、充電をしながらのiPhoneの利用でも熱がこもりやすくなるので注意しましょう。

■熱くなってしまった時の正しい対処法
iPhoneが熱くなってしまったときは、以下の方法を試してみてください。

1. 再起動する
とにかくiPhoneを涼しい場所で休ませるのが大切。iPhoneの電源を落とし、自然と温度が下がるのを待つのが、もっとも適切な対処法です。

2. 使用しているケースを外す
ケースを装着している場合、放熱効率が落ちてしまい、高温になるリスクが高まります。一時的でいいので、ケースを外してみるのもいいでしょう。

3. ゲームなら画質やfpsを下げる
ゲームのプレイ中に熱くなって困っている人は、ゲームの画質やfpsを下げるといいでしょう。特にfpsの値は大きく影響します。fpsが60もあるとすぐに熱くなってしまいますので、可能であれば30ぐらいまで落とすといいでしょう。

■保冷剤や冷蔵庫による急冷はNG
あまり急激に温度を下げると、iPhone内部に結露が発生する可能性があります。水はiPhoneにとって大敵で、故障の原因になるので、急冷はNGです。

ドライヤーの送風程度あれば大丈夫だと思いますが、自然に温度が下がるのを待つほうが確実であり賢明です。

この記事の筆者:ばんか
月間50万PVを達成している「あなたのスイッチを押すブログ」を運営するブロガー。iPhone・Mac・Evernoteなど、ITサービスやガジェットの使い方を取り上げ、ビジネスやライフスタイルを楽しく便利にするヒントを紹介している。本業はホームページ制作会社のディレクター。