敵地ナショナルズ戦に「2番:DH」で出場

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手が23日(日本時間24日)、敵地ナショナルズ戦に「2番・DH」で先発。9回の打席で今季6号ソロをかっ飛ばした。時速118.7マイル(約191.02キロ)、飛距離450フィート(約137メートル)の衝撃弾。打球速度は自己最速&ドジャース史上最速の一発になった。米ロサンゼルスの実況席では、驚きを超えて混乱が生じた様子。「もはや何なのかわからない」など笑うしかなかった。

 圧巻の一撃にどよめいた。ドジャースが3-1とリードして迎えた大谷の9回の第5打席。カウント1-0から右腕マット・バーンズの2球目、甘く入ったスプリットを強振すると弾丸ライナーが右翼スタンドに突き刺さった。敵地ファンもどよめく一発。ダイヤモンドを1周し、ベンチに戻る大谷の顔には笑みもこぼれた。

 カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の解説を務める通算284本塁打のドジャースOB、エリック・キャロス氏は「ハハハハ。オオタニが放った球……118.7マイル。今シーズンMLBで最速だ」と思わず笑いを漏らした。「アリゾナでティーバッティングをしてるのを見たことがあるんだけど、全ての打球速度が時速100マイルを超えるんだ。これはティーから放ってるんだぞ」と大谷の超速打球エピソードを披露して驚きを伝えた。

 実況のスティーブン・ネルソン氏も「試合序盤でも言っていたけど、彼は打球速度でリーグでリードしていたけど、これで最速になった。ハハハハ。笑うことしかできない」と驚くばかり。これにキャロス氏は「笑うことすらできないよ。この男をフィールドで見るたびに……もはや何なのか分からない」と理解できないようだった。

(THE ANSWER編集部)