開幕から1か月のまとめ、最高の新人として名前上がる

 米大リーグ公式サイトは29日(日本時間30日)、開幕から1か月の間に驚くべき活躍を見せたチームや選手を特殊する記事を掲載した。この中で今季カブス入りした今永昇太投手が「MLBデビューを飾った最高の選手」として大活躍を称えられている。

 今永は昨年オフにポスティングシステムを利用し、4年5300万ドル(約83億円)という契約でカブス入り。4月1日のロッキーズ戦で初めてメジャーのマウンドに立った。先発して6回を2安打無失点、9奪三振という好投でメジャー初勝利を挙げると、7日のドジャース戦は雨天中断もあった影響から4回まで投げて降板。勝ち負けはつかなかったが2安打無失点だった。その後13日のマリナーズ戦、20日のマーリンズ戦、26日のレッドソックス戦と3連勝している。

「4月の野球の周りで起こった最高で、最もワイルドで、最も驚いた出来事」と題した記事は「MLBデビューを飾った最高の選手:カブスのショウタ・イマナガ」として今永の1か月を紹介。「日本での長いキャリアがあれば、大リーグへの準備をするのに助けになる。熱心なアプローチから“投球の哲学者”というあだ名がぴったりの、カブスの30歳左腕は、最初の1か月でリグレー・フィールドに旋風を巻き起こした」と称えた。

 さらに「5回の先発で、イマナガは27回2/3を投げて28奪三振、わずか3四球で4勝0敗、防御率0.98という成績を残した。怪我でローテーションが乱れていたカブスにとっても、間違いなくこれが必要だった」と、チームがナ・リーグ中地区で首位を走る原動力だとしている。

(THE ANSWER編集部)