開幕1か月時点での「オールMLBチーム」に指名打者で選出

 米大リーグでは、毎年シーズン後にリーグ別ではなく、大リーグ全体のベストナインともいえる「オールMLBチーム」を選出する。公式サイトでは29日(日本時間30日)に、開幕から1か月が経過した現時点での選出選手を発表。ドジャースへ移籍した大谷翔平投手がベストDHとして選出されている。

 大谷は29日(同30日)のダイヤモンドバックス戦までに打率.341、7本塁打、19打点、OPS1.041を残している。二塁打14本、長打22本、80塁打はメジャートップだ。

「オールMLBチーム」は毎年、ファーストチームとセカンドチームの2チーム分が選ばれる。MLB公式サイトは4月の段階でファーストチームのDHに大谷を選出し、その理由として今季特に目立つ打球速度の向上を挙げた。

「オオタニは驚くべきスタットキャストの数字を大量に生み出し続けている。4月23日には、時速118.7マイル(約191キロ)の本塁打を放ち、これはスタットキャスト時代(2015年以降)のドジャースでは最速の本塁打となった。数日後には、打球速度が時速119.2マイル(約191.8キロ)の単打を放ち、彼のキャリアで最速の打球となった。オオタニは4シーズン連続となるオールMLBチームに向け順調に進んでいる」としている。

 2019年に創設されたこの表彰で、大谷は2021年にDH部門のファーストチーム、先発投手としてセカンドチームで選出されたのを皮切りに、2022年は先発投手としてファーストチーム、DHとしてセカンドチーム入り。昨季はDH、先発投手の両部門でファーストチーム入りした。右肘のリハビリ過程にあり、打者一本となる今季もファーストチーム入りを果たせるだろうか。

(THE ANSWER編集部)