今年から名称が「国民体育大会」(国体)から変わった「国民スポーツ大会」(国スポ)について、吉村洋文・大阪府知事は17日、「数年に1回、関西地区、関東地区といったブロックで協力して開催するのが良い」との考えを示した。

 吉村知事はこの日、記者団に「国体の意義は十分ある」とした。そのうえで「現実問題を考えたときに、都道府県の負担が大きくなっているのも事実。毎年1回、各都道府県でやるのは見直した方がいい」と述べた。

 あり方に関する今後の議論の進め方については、全国知事会で意見を統一したうえで国に提案していくべきだ、とした。

 国スポのあり方をめぐっては、全国知事会長を務める村井嘉浩・宮城県知事がこのほど、「廃止も一つの考え方」などと発言。これをきっかけに、ほかの知事からも発言が相次いでいる。(野平悠一)