平安後期から明治初期にかけての刀の変遷を追った特別展「時代を映す刀―阿波の古刀、新刀、新々刀」が徳島城博物館(徳島市徳島町城内)で開かれている。8月18日まで。

 阿波の刀工作のものや蜂須賀家ゆかりの刀剣など40点を紹介。時代によって、古刀、新刀、新々刀と分けられる日本刀。武士の戦い方の変化に合わせて、刀の反りや長さが変わっていく様子がうかがえる。学芸員の松島沙樹さんは「ぜひ間近で光が反射する位置で見てほしい。焼き入れで生まれる『刃文』と呼ばれる模様の違いがよく分かります」と話す。

 入館料は大人500円、高校・大学生300円、中学生以下無料。月曜(祝日除く)と7月16日は休館。初心者向けの講座「刀の見どころを知ろう」(7月13日午後1時半)、記念講演会「阿波の古刀、新刀、新々刀」(8月4日午後1時半)もある。問い合わせは同館(088・656・2525)へ。(相江智也)