岐阜県美濃加茂市議会の永田徳男副議長(71)が、今年4月、姉妹都市の豪州・ダボ市の市長と家族を招いた歓迎会の2次会で、市長の娘に対し、セクハラを疑われる行為があったとして、美濃加茂市が謝罪メールを送っていたことが分かった。

 市議会事務局と永田副議長によると、4月3日、ダボ市のマシュー・ディカーソン市長らを招いた歓迎会が開かれた。歓迎会後に、市内のカラオケスナックの店で2次会が開かれることになり、永田副議長は2次会への参加を求められ、「ジョニー・B・グッド」など英語の歌を踊りながら歌ったという。その際、酔っていたため、よろけてソファに座っていた市長の娘の下半身にマイクを近づけてしまったという。

 永田副議長は朝日新聞の取材に対し「(ハラスメントの)意図はまったくない。カラオケで場を盛り上げようとしていた。そのことで誤解を招くことになったなら申し訳ない」と話した。